「呪術のやり方を確認するというのは大事である」
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日ごろ皆様には、呪術やおまじないを行う際にはきちんとやり方を読んで確認してから、とお伝えしている。
それは効果が出なかったり、呪い返しや悪影響が起きることを防ぐためでもあるけれど、とんでもない勘違いから大変な事態にならないようにと言う意味もある。
自戒の意味もこめて、昔の失敗談をお話させていただく。
まだ呪術のあれこれを始めた頃のことだ。
3日かけて行なう術というものを見つけてこれをやろうと思い立った。
簡単にやり方を書くと、3日間のうちのある時間に呪術を行なうというものであり、3日間呪術をやり続けるというものではなかった。
おまじないなどであればそんなに影響はないが呪術の場合、施行前には何も口にせず、施行後には食べ物を口にするのが望ましいとされている。
(水は飲んでいてもかまわない)
この3日間かけて行なう呪術の場合、1日目の施術が終われば何かを食べ、2日目、3日目も同様にするのが正しいやり方だ。
しかし私はパッと読んで3日儀式が連続する呪術と勘違いし、結果的に3日目施術が終わるまで何も口にしないものだと思い込んでしまった。
つまり、呪術を行うのは一日のうち数十分であっても、ほかの時間も呪術を施行している時間とみなし、水分補給以外は絶食していたというわけである。
あとはご想像がつくと思うが、呪術が終わる頃にはフラフラになっていて、「この呪術を行なうのは厳しいな」と強く思った。
その後やり方を読み返していたら、自分の勘違いで勝手に絶食していたことがわかり、なんとも情けない思いをした。
つくづく、一週間かけて行なう呪術でなくてよかった、と思ったものである。
やり方は事前にしつこいほど確認されることをお勧めする。
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公開日: 2016/8/29
改定日: 2018/1/30
最終更新日: 2024/4/17